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医薬品 企業売上げランキング 2015年

製薬企業 売上ランキング 2015年度 国内市場 売上 上位20社

*医療用医薬品 (薬価ベース) *参考:ミクス・IMS・日刊薬業

会社名 売上高(単位:億円) 前年比(%) 前年順位
1 武田薬品工業 5,417 △3.5 1
2 ファイザー 5,114 1.9 2
3 アステラス製薬 4,972 △3.3 3
4 第一三共 4,947 2.9 4
5 中外製薬 3,862 6.5 6
6 大塚ホールディングス 3,861 6.8 7
7 MSD 3,395 △9.7 5
8 田辺三菱製薬 3,081 △4.9 8
9 エーザイ 2,624 △3.7 11
10 サノフィ 2,612 △11.0 9
11 ノバルティスファーマ 2,597 △10.9 10
12 日本ベーリンガーインゲルハイム 2,560 2.0 13
13 グラクソ・スミスクライン 2,471 △8.3 12
14 アストラゼネカ 2,412 4.6 14
15 バイエル薬品 2,393 9.3 15
16 ギリアド・サイエンシズ 2,294    
17 日本イーライリリー 2,277 8.1 16
18 協和発酵キリン 2,050 5 17
19 ブリストル・マイヤーズスクイブ 1,891 93.4 27
20 塩野義製薬 1,621 △0.4 18

*2015年は売上上位20社中9社が減収、上位10社中では6社が減収となった。薬価改定がない年にも拘わらず、国内市場の低迷は続いている。ただし個別企業ではC型肝炎治療薬「ハーボニー」「ソバルディ」 が急拡大したギリアド・サイエンシズが圏外から一気に16位に、免疫チェクポイント阻害剤「オプシーボ」が好調のブリストル・マイヤーズスクイブは前年27位から19位に躍進。その影響で前年19位の大日本住友製薬、20位の日医工は21位と22位と20位圏外になってしまった。
新薬メーカー低迷にも拘わらず、日医工、沢井製薬、東和薬品などのジェネリック専業メーカーの躍進は続いている。この傾向は今後も続くであろう。

2016/10/20更新

国内系企業海外売上 2015年度 医薬品売上高 (単位:百万円)

*参考:ミクス・日刊薬業

2015年 2014年 2013年
会社名 海外
売上高
売上
高比
(%)
前年
比(%)
海外
売上高
売上
高比
(%)
前年
比(%)
海外
売上高
売上
高比
(%)
前年
比(%)
1 武田薬品工業 1,119,300 61.9 5.1 1,065,000 59.9 11.2 957,800 56.6 16.4
2 アステラス製薬 875,500 63.8 17 748,500 60 22.8 622,400 53.4 34.1
3 大塚ホールディングス 805,800 55.8 △16.4 964,400 61.4 824,440 56.7 32.4
4 第一三共 430,675 43.7 9.8 381,400 41.5 7.1 574,700 51.4 22
5 エーザイ 251,770 45.9 4.6 240,660 43.9 △1.3 243,728 40.6 5.3
6 大日本住友製薬 215,100 53.3 23 174,900 47.1 0.4 174,300 45 30.9
7 塩野義製薬 117,800 38 43.8 88,600 32.3 △14.6 102,000 35.2 4.4
8 田辺三菱製薬 116,937 50 27.1 77,944 18.8 31.3 58,000 14.2 29
9 協和発酵キリン 114,300 31.4 21.3 94,200 28.3 12 86,500 25.4 19.1
10 中外製薬 108,800 21.8 23.4 88,200 19.1 21 72,900 17.2 50
11 参天製薬 53,442 27.4 44.5 36,995 22.9 53 26,550 17.9 44.7
12 久光製薬 48,894 30.2 16.9 41,840 26.7 34.4 31,137 20.7 32.3
13 大正製薬ホールディングス 29,901 10.3 7 27,949 9.6 10.1 25 8.6 44.5

*2015年の国内主要製薬企業27社の総売上高は9兆8564億円(前期比3.7%増)、総純利益は9347億円(12.8%増)海外売上高は4兆3386億円、海外売上比率は45.8%と過去最高を更新した。国内市場の低迷を海外で稼ぎだすビジネスモデルが定着した。やはり運命を握るのはグローバル新薬の躍進である。
 武田薬品工業、アステラス製薬は海外売上比率が60%を超え、大日本住友製薬、田辺三菱製薬はともに海外売上比率が50%を超えた。大塚製薬は昨年の4月の抗精神病薬「エビリファイ」の米国特許が切れたことにより海外売上費が前年マイナスに転じ順位もアステラスと入れ替わり3位に、前年7位の協和発酵キリンは9位に後退、田辺三菱が前年10位から8位へ、塩野義が8位から9位に、また前年12位の参天が11に順位を上げた。この理由として、武田薬品工業は潰瘍性大腸炎治療剤「エンティビオ」がブロックバスターとして軌道に乗り、アステラス製薬は抗がん剤「イクスタンジ」が2294億円の予想を大幅に上回る2521億円を売上げ、今後も益々海外比率を牽引することになるであろう。
 第一三共はランバクシ-の売却を契機に、新薬と後発品をグローバルに展開するハイブリットビジネスへの変換が軌道に乗り、今後は抗凝固薬「エドキサバン」を今後の大型化で補いたところである。大日本住友製薬と田辺三菱製薬の海外比率50%越えの理由は、大日本住友は抗精神病薬「ラツーダ」の北米での10億ドルの達成、田辺三菱は多発性硬化症治療薬「ジレニア」517億円、SGLT-2阻害薬「インヴォカナ」200億円超のロイヤリティー収入によるところが大きい。今後も国内市場の低迷をカバーする、新たなグローバル新薬がブロックバスターとして育つことを2,016年以降も期待したいところである。

2016年6月8日更新

2015年度世界の企業ランキング 総売上高 (単位:100万米ドル)

*参考:ミクス医薬ランキング

会社名 2015年
 総売上高
2014年
総売上高
前年
順位
前期比
(%)
研究
開発費
研究
開発費
順位
前期比
(%)
売上高
比率
(%)
1 ジョンソン&ジョンソン 70,074 74,331 1 △6 9,270 2 7 13
2 ロシュ 50,065 51,865 3 1 9,963 1 △5 20
3 ノバルティスファーマ 49,414 57,996 2 △14 8,935 3 △10 18
4 ファイザー 48,900 49,605 4 △2 7,690 4 △8 16
5 サノフィ 41,085 44,818 5 △8 5,831 8 △9 14
6 メルク(米) 39,498 42,237 6 △6 6,704 5 △7 17
7 グラクソ・スミスクライン 36,566 37,882 7 △3 5,441 9 △12 15
8 ギリアド・サイエンシズ 32,639 24,890 10 31 3,014 16 6 9
9 バイエルヘルスケア 25,360 26,510 8 △4 3,142 15 3 12
10 アストラゼネカ 24,708 26,095 9 △5 5,997 6 7 24
11 アッヴィ 22,859 19,960 14 15 4,435 11 22 19
12 アムジェン 21,662 20,063 13 8 4,422 12 3 20
13 イーライリリー 19,959 19,616 15 2 5,331 10 8 27
14 テバ 19,652 20,272 11 △3 1,525 25 2 8
15 ブリストル・マイヤーズスクイブ 16,560 15,879 19 4 5,920 7 31 36
16 ベーリンガーインゲルハイム 16,406 17,674 16 △5 3,331 14 △5 20
17 ノボノルディスクファーマ 16,041 15,810 20 2 2,023 19 △17 13
18 アラガン 15,071 7,238 29 100 2,870 18 140 19
19 武田薬品工業 15,038 16,174 18 △7 2,878 17 △17 19
20 大塚ホールディングス 11,938 14,852 21 △19 1,660 23 △30 14
21 アステラス製薬 11,421 11,347 23 1 1,878 21 0 16
22 バイオジェン 10,764 9,703 24 11 2,013 20 6 19
23 マイラン製薬 9,429 7,720 27 22 672 30 15 7
24 セルジーン 9,256 7,670 28 21 3,697 13 52 40
25 第一三共 8,207 8,364 25 △2 1,736 22 0 21
26 メルクヘルスケアー(独) 7,687 7,930 26 △3 1,452 26 △18 19
27 シャイアー 6,417 6,022 30 7 1,564 24 46 24
28 CSLベーリング 5,628 5,524 31 2 463 31 △1 8
29 エーザイ 4,559 4,990 32 △8 1,018 28 △15 22
30 UCB 4,297 4,438 33 △3 1,150 27 △7 27
31 中外製薬 4,150 8 697 29 4 17

*2015年度もメガファーマはブロックバスターの特許切れの影響が色濃く反映されている。売上高 上位10社中8社が前年実績を割り、31社中では半数の16社が前年実績を割り込んだ。これは新興国でのブロックバスターが出ても特許切れ新薬がジェネリックに切り替わる流れがより加速していることが分かる。その中でも大型ブロックバスターをもつ、ギリアド・サイエンシズのC型肝炎治療薬(ソバルディ 、ハーボニー)、世界№1の売上のヒュミラーを持つアッヴィの躍進は著しい。
またバイオジェン、セルジーン、シャイアーなどのバイオベンチャー系企業の躍進も続いている。バイオ製剤を持つ中外製薬が前年8%アップの31位にランクインしたのも今後はバイオ製剤の開発が企業の成長の要であることを物語っている。
尚、研究開発費は2014年度はロシュ、ノバルティスが100億ドルを維持していたが、2015年はどちらも100億ドルを割り込んだ。
メガファーマの売上減少に伴い、研究開発費の投資額も減少に転じ、今後の新薬開発のスピードダウンを予感させる。

2016/10/25更新

2016年度 製薬企業の動向分析
   *国内上場主要製薬企業売上

15年4月~16年3月  *参考:日刊薬業

会社名 売上(百万円) 伸び率(%) 海外売上高 伸び率(%) 海外売上比率(%)
1 武田薬品工業 1,807,378 1.7 1,119,300 5.1 61.9
2 大塚HD 1,445,227 ▲8.1 805,800 ▲16.4 55.8
3 アステラス製薬 1,372,706 10.1 875,500 17 63.8
4 第一三共 986,446 7.3 430,675 9.8 43.7
5 エーザイ 547,992 ▲0.1 251,770 4.6 45.9
6 中外製薬 498,839 8.2 10,800 23.4 21.8
7 田辺三菱製薬 431,701 4 116,937 50 27.1
8 大日本住友製薬 403,206 8.6 215,100 23 53.3
9 協和発酵キリン 364,316 9.3 114,300 21.3 31.4
10 塩野義製薬 309,973 13.1 117,800 43.8 38
11 大正製薬HD 290,135 ▲0.1 29901 7 10.3
12 参天製薬 195,291 20.7 53,442 44.5 27.4
13 久光製薬 161,852 3.3 48,894 16.9 30.2
14 小野薬品工業 160,284 18.1 2,491 32.4 1.6
15 キョーリン製薬HD 119,483 5.6 5,586 441.3 4.7
16 ツムラ 112,625 2
17 科研製薬 109,730 16.9 10,185 40.4 9.3
18 持田製薬 92,272 5.8 0 0 0
19 日本新薬 84,209 5.3 2
20 キッセイ薬品 71,294 1.7 7,231 ▲0.3 10.1
21 ゼリア新薬工業 62,475 2.4 12,517 19 20
22 鳥居薬品 62,378 7.4
23 扶桑薬品工業 45,752 ▲2.7 0 0 0
24 あすか製薬 43,215 0.7
25 日本ケミファ 35,602 1.4
26 生化学工業 30,962 4.9 11,581 15.8 37.4
27 わかもと製薬 11,183 4.2 867 ▲27.0 7.8
合計 9,856,456 3.7 4,338,677 6.5 45.8

   *国内系後発医薬品企業 売上
                                       15年4月~16年3月 *参考:日刊薬業

会社名 売上(百万円) 伸び率(%)
1 日医工 143,513 13.0
2 沢井製薬 123,492 17.1
3 東和薬品 82,115 14.9
合計 349,120 14.9
4 Meiji Seika ファルマ 43,050 14.3
5 日本調剤 32,598 18.3
6 日本ケミファ 30,243 4.6
7 エルメッド エーザイ 28,500 6.0
8 日本化薬 23,600 15.7
9 あすか製薬 22,841 15.6
10 第一三共エスファ 18,500 23.9
11 キョーリン製薬HD 15,465 ▲0.1
12 田辺製薬販売 13,800 1.6
13 科研製薬 13,292 7.4
14 持田製薬 10,700 34.0
15 扶桑薬品 4,808 2.3
16 わかもと製薬 2,716 4.2
合計 260,113 11.7

*2015年度決算集計によると、国内上場主要製薬企業 総売上は 9兆8564億円(前年同期比3.7%)準利益は9347億円(12.8%増)と伸長した。海外売上比率は45.8%となり、前年度44.0%を超え過去最高を更新。大手のみならず、準大手企業の海外売上も好調で、大塚製薬のエビリファイの特許切れのマイナス分も全体で充分カバーし、海外売上が好調なことから、政府の後発品推進策の後押しで新薬系企業の長期収載品の不振による国内売上の低迷を、海外売り上げでカバーした。
尚、後発品専業大手3社と新薬系薬局系13社の後発品メーカーの業績が発表されたが、政府の後発品促進策の追い風を受け、後発品専業3社は14.9%、後発品新薬系薬局系企業は伸長率11.7%と好業績であった。
この状況は2020年までに後発品シェアー80%の政府目標が掲げられている限り続くことが予想されるが、製薬企業の成長のカギは海外に評価されるブロックバスターの開発にかかっている。

2016年6月17日更新

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