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業界情報

注目の新薬

*売上は薬価ベース、*参考:日刊薬業・薬事ハンドブック

2014年9月19日更新

2014年注目の新薬

【糖尿病薬】

国内の糖尿病治療薬市場は急速に拡大している。2012年は4175億円(前年比8.9%増)2008年から30%近く伸長した。市場拡大の原動力はDPP-4阻害剤(7成分8品目)の急成長にある。その拡大を続ける糖尿病治療薬市場に新たな新薬が登場する。低血糖も起こしにくく、確実に体重減少も見込まれるSGLT-2阻害剤である。2014年4月発売の 1.スーグラ(アステラス/寿/MSD)、5月発売の 2.フォーシガ(小野/アストラゼナカ)、3.ルセフィ(大正/ノバルティス)、4.デベルザ(興和)アプルウェイ(サノフィ)、9月発売の 5.カナグル(田辺/第一三共)そして近々販売されるエンバグリフロジン(ベーリンガー/リリー)と半年間で6成分7品目が市場に投入される。このように短期的に多くの製品が発売されることから熾烈な販売競争が予測されることから各社とも提携による市場開拓により、市場は2017年には(5000億円の予想)で拡大するであろう。

【骨粗鬆症治療薬】

骨粗鬆症治療薬市場の勢力図は2010年以降に発売された月1回投与の経口剤や、作用の強力な注射剤などが急速に売り上げを伸ばし、新旧交代がはっきりしてきた。市場の変化を象徴するのは甲状腺ホルモン(PTH)製剤の急上昇である。2010年10月発売のフォルテオ(連日自己注射、リリー)は389億円、2011年11月発売のテリボン(週1回通院投与、旭化成)は269億円とすでにピーク時売上予想を上回り、骨粗鬆症治療薬市場の1位、2位を占め、ビスホストネート(BP)製剤の市場を侵食している。2014年度の売上拡大で市場拡大再算定の可能性が大きい。活性型ビタミンD3製剤はアルファロール(中外)、ワンアルファー(帝人)からエディロール(大正富山、中外、2014年見込み331億円)に切り替えがより進むであろう。また今後のBP製剤は投与間隔の長期化製剤が売上を伸ばすであろう。リカルボン(小野)、ボルテオ(アステラス)は2011年9月に月1回製剤が発売され2剤合計で252億円(2013年)を売り上げた。その後2013年2月にアクトネル(エーザイ)、ベネット(武田)もそれに追従している。また、2013年8月にボンビバ(大正、中外)が月1回のワンショット静脈を発売。2013年6月発売のプラリア(アステラス)は6か月に1回投与。また現在ゾメタは年1回投与で臨床開発中(PⅢ)である。尚、この2剤はすでに抗がん剤で販売されている。

【抗血小板薬】

第一位は2006年に発売されたブラビックス(サノフィ)が適応拡大もあり、発売6年目で925億円(前年比130億円)で売上を拡大している。次の期待の新薬は2013年6月発売にプラスグレル(第一三共、宇部興産)だ。

【抗凝固薬】

抗凝固薬は新薬が相次いで登場したが、2011年3月発売の経口の直接トロンビン阻害薬プラダキサ(ベーリンガー)2012年245億円。Xa阻害剤として2011年7月に発売されたリクシアナ(第一三共)、2012年4月に発売のイグザルト(バイエル)、2013年2月発売のエリキュース(ブリストル)の市場動向は注目される。また、2008年5月に発売されたDIC治療薬リコモジェリン(旭化成)は発売5年目にして売上100億円と今後も成長が期待される。

【抗ガン薬】

分子標的治療薬が相次いで登場し、2012年の抗ガン剤売上高6,600億円(対前年10%増)の3480億円(対前年11.6%増)と50%を超えるに至った。(中外製薬)655億円、多発性骨髄腫治療薬ベルケイド(ヤンセン、武田)175億円、慢性骨髄性白血病治療薬タシグナ(ノバルティス)125億円、スプリーセル(ブリストル)145億円、多発性骨髄腫治療薬レプラミド(セルジーン)165億円、が大きく伸長した。今後も相次ぐ適応拡大を取得することにより処方数は増えるであろう。また2012年以降に発売された分子標的治療薬の新薬は、多発性骨髄腫による骨病変および固形がん骨転移による骨病変で適応取得したランマーク(第一三共)15億円、非小細胞がん適応のザ-コリ(ファイザー)20億円、腎細胞がん適応のインライター(ファイザー)30億円、悪性軟部腫瘍適応のヴォトリエント(GSK)5億円なども今後の成長が期待される。