業界情報

2020年度 医療用医療品国内売上高ベスト100（内資＋外資）

	製品名	会社名	売上高（単位：億円）	前年順位
1	キイトルーダ	MSD	1,000	1
2	オプジーボ	小野薬品	988	3
3	タケキャブ	武田薬品	833	8
4	アジルバ	武田薬品	822	7
5	アバスチン	中外製薬	815	2
6	タグリッソ	アストラゼネカ	800	9
7	ネキシウム	第一三共	778	6
8	リクシアナ	第一三共	774	4
9	リリカ	ファイザー	750	5
10	イグザレルト	バイエル薬品	670	11
11	サムスカ	大塚製薬	653	10
12	アイリーア	参天製薬	645	12
13	エリキュース	ファイザー	620	13
14	サインバルタ	日本イーライリリー	530	18
15	ヒュミラ	エーザイ	520	17
16	ジャヌビア	MSD	500	16
17	レミケード	田辺三菱製薬	454	15
18	ヒルドイド	マルホ	450	23
18	ザイティガ	ヤンセンファーマ	450	31
20	レブラミド	セルジーン	430	21
20	サイラムザ	日本イーライリリー	430	30
22	イーケプラ	大塚製薬	428	22
23	シンポニー	田辺三菱製薬	423	28
24	ブログラフ	アステラス製薬	407	25
25	イクスタンジ	アステラス製薬	402	36
26	エクア・エクメット	大日本住友製薬	401	27
27	マヴィレット	アッヴィ	400	14
28	アクテムラ	中外製薬	393	26
29	モーラス	久光製薬	382	24
30	オレンシア	BMS、小野薬品	380	37
31	テセントリク	中外製薬	375	79
32	フェブリク	帝人ファーマ	356	32
33	リュープリン	武田薬品	351	29
33	ベタニス	アステラス製薬	351	37
35	シナジス	アッヴィ	350	33
35	アリムタ	日本イーライリリー	350	40
37	プラリア	第一三共	346	43
38	ヘムライブラ	中外製薬	341	59
39	オフェブ	日本ベーリンガーⅠ	340	65
40	パージェタ	中外製薬	335	44
41	アレジオン	參天製薬	327	62
42	ステラーラ	田辺三菱製薬	322	56
43	ビンダケル	ファイザー	320	-
44	ロトリガ	武田薬品	318	42
45	トラゼンタ	日本べーリンガーⅠ	310	40
45	テリボン	旭化成ファーマ	310	51
47	アブラキサン	大鵬薬品	308	46
48	スプリセル	BMS	300	46
49	レルベア	GSK	280	52
50	スーグラファミリー	アステラス製薬	279	68
51	エディロール	中外製薬	278	35
52	ネシーナ	武田薬品	276	50
53	トルリシティ	大日本住友製薬	270	65
54	ジーラスタ	協和キリン	267	64
55	アレセンサ	中外製薬	260	71
55	イプランス	ファイザー	260	60
57	グラクティブ	小野薬品	255	55
58	ダルベポエチンα	協和キリン	252	-
59	ルセンティス	ノバルティス	250	71
59	プレベナー13	ファイザー	250	56
59	イミフィンジ	アストラゼネカ	250	81
62	イベニティ	アステラス製薬	248	69
63	ロキソニン	第一三共	242	49
63	テネリア	第一三共	242	63
65	フォルテオ	日本イーライリリー	240	34
65	シムビコート	アストラゼネカ	240	-
67	ベクティビックス	武田薬品	238	74
68	ジャディアンス	日本ベーリンガーI	230	81
68	デュピクセント	サノフィ	230	-
70	フォシーガ	小野薬品	224	90
71	ポマリスト	セルジーン	220	97
72	アドエア	GSK	210	71
72	オプスミット	アクテリオン	210	81
72	ノルディトロピン	ノボノルディスク	210	81
72	レボレード	ノバルティス	210	81
76	キンダリー	扶桑薬品	208	87
77	タリージェ	第一三共	206	-
78	エンブレル	ファイザー	200	45
78	ベルソムラ	MSD	200	99
78	ダラザレックス	ヤンセンファーマ	200	-
81	エビリファイ	大塚製薬	198	78
82	ランマーク	第一三共	193	94
83	クレナフィン	科研製薬	192	75
84	タシグナ	ノバルティス	190	89
84	アミティーザ	マイランEPD	190	91
86	セレコックス	アステラス製薬	189	20
86	アルツ	科研製薬	189	70
88	べシケア	アステラス製薬	185	80
89	メマリー	第一三共	184	19
90	プラザキサ	日本ベーリンガーI	180	81
90	ニューモバックス	MSD	180	97
90	リムパーザ	アストラゼネカ	180	-
93	ミルセラ	中外製薬	175	75
94	ゼチーア	バイエル薬品	170	45
94	グリベック	ノバルティス	170	91
94	ビクトーザ	ノボノルディスク	170	-
94	ベージニオ	日本イーライリリース	170	-
98	アサコール	ゼリア新薬	165	-
99	エディロール	大正製薬	162	52
99	トレリーフ	大日本住友製薬	162	100

医薬品 企業売上げランキング　2016年

＊製薬企業 売上ランキング　2016年度　国内市場　売上　上位20社

＊医療用医薬品　（薬価ベース）

＊参考：ミクス・IMS・日刊薬業

＊2016年は医療用医薬品売上上位20社中9社が減収、上位10社中では4社が減収となった。2016年度は薬価改定のため、マイナス影響は想定されていたが、新薬を持つ企業の躍進が目立つ、抗凝固薬リクシアナが好調の第一三共が2.4％の伸長、C型肝炎治療薬のハーボニー、ゾバルディが売上ピークのギリアド・サイエシズは71.6％の伸長で5位に。免疫チェックポイント阻害剤オプシーボが薬価再算定前の小野薬品工業は46.7％の伸長で16位に。国内市場トップの座は、武田薬品が長期収載品を武田テバに移管したことにより第一三共が奪取した。
しかしながら国内系企業以上に外資系企業の低迷は続いている。上位20社中外資系企業は9社、そのうち5社がマイナス。
サノフィ、ＭＳＤ、グラクソ・スミスクライン、ファイザー、ノバルティスのマイナスは国内系企業より大きく、前年19位だったブリストルはマイナス33.2％で２３位に後退した。
ジェネリック推奨策にも拘らずジェネリック専業メーカー大手3社（日医工、沢井製薬、東和薬品）はＡＧが市場シェアを占有することから5％前後の伸長率で前年の10％前後の伸長から大きく後退した。

2017/11/25更新

国内系企業海外売上　2016年度　医薬品売上高 （単位：百万円）

*参考：日刊薬業

＊2016年の国内主要製薬企業27社の総売上高は9兆5,085億円(前期比3.3%減）、総純利益は9,374億円(3.3%増）海外売上高は3兆9,700億円、(前年比9.0％)マイナスで海外売上比率は43.1%で前年より2.9％のマイナスであった。前年まで国内市場の低迷を海外で稼ぎだしていたが、かつてない国内市場の長期収載品の特許切れによる売上ダウン、海外市場は円高の影響による海外売上の低調により、製薬業界は初めてのマイナス成長、過去最低の純利益であった。
　海外売上高は国内主要製薬企業27社のうち15社が前年マイナスで、小野薬品、塩野義製薬、大日本住友など一部健闘した企業もあるが、大手製薬企業が軒並みマイナスであったことが製薬業界の低迷の大きな原因である。
　武田薬品工業、アステラス製薬は海外売上比率を60%に維持しているが、大塚製薬は一昨年の抗精神病薬「エビリファイ」の米国特許切れの影響を引きずり海外売上比率は40％台にまで落ちてしまった。また、大日本住友製薬は抗精神病薬「ラツーダ」が貢献し、エーザイと順位が入れ替わり5位に、中外製薬は協和発酵キリンと入れ替わり9位にランクを上げた。
　2017年度は円高の解消を期待するとともに、武田薬品工業は潰瘍性大腸炎治療剤「エンティビオ」のブロックバスターへ、アステラス製薬は抗がん剤「イクスタンジ」の貢献、第一三共は抗凝固薬「エドキサバン」の今後の大型化に期待したい。

2017年6月28日更新

2016年度 世界の医薬品市場企業ランキング　総売上高　（単位：100万米ドル）

＊参考：ミクス医薬ランキング

＊2016年度の上位31社の世界医薬品売上額は回復の兆しがみられる。2015年の15社から21社が前年度プラスに転じた。
日本国内市場の低迷とは裏腹に世界医薬品市場は世界経済の好調を反映しているようである。但しその背景にはメガファーマの企業買収。ファイザーのメディベーションの買収、シャイアーのバクスアルタの買収、ジョンソン・エンド・ジョンソンのアクテリオンの買収など、ブロックバスターの特許切れの減収を企業買収による売上拡大がみられ、今後もブロックバスターとなるバイオ薬品の開発と企業買収の2本立てでメガファーマの市場拡大が続くものと思われる。

2017/11/25更新

2017年度　製薬企業の動向分析
　　　*国内上場主要製薬企業売上

17年4月～18年3月　 *参考：日刊薬業